性器ヘルペス
性器ヘルペスって何?
単純ヘルペスウイルス(HSV-1型またはHSV-2型)が、セックスまたはオーラルセックスを介して亀頭や腟や口腔の粘膜に感染して粘膜や皮膚に水疱や潰瘍(ただれ)を形成する性病です。
最初にかゆみを伴う水疱が出現して、その後、「ただれ」に変わり強い痛みを伴います。
初めての感染では、強い痛みを伴う「ただれ」が多発して広範囲にひろがり、足の付け根のリンパ節の腫れや発熱を自覚することもあります。
こんなとき要注意!感染経路と特徴
性交渉(腟・口・肛門)による粘膜接触で感染します。
通常のセックスだけでなくオーラルセックスやアナルセックスも感染経路になります。
- はじめての感染では、感染から2~10日で発症して男性は亀頭・陰茎、女性は外陰部や肛門周囲に水疱が多発します。
- 数日後には破れて「ただれ」となり、排尿や歩行が困難になるほどの激痛を伴うことがあります。治療をしなくても自然治癒しますが、治るまで3~4週間程度かかります。抗ウイルス薬を内服することで治るまでの期間を短縮することができます。
- 単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると治癒後も神経節に潜伏し、疲れなどで免疫力が低下すると再発することがあります。再発は、はじめての感染に比べて症状はかなり軽く、水疱や潰瘍が数個出現しますが治療なしでも1~2週間以内に改善します。再発も抗ウイルス薬を内服することで治るまでの期間を短縮することができます。
- 「ただれ」が、パートナーの陰部や唇、口腔粘膜に直接触れると性器ヘルペスを伝染してしまうことがあります。
性器ヘルペスの診断は?
ただれからウイルスを検出する方法や血清抗体検査がありますが、診断精度に限界があるため、医師が実際に「ただれ」を診察し、自覚症状や感染リスクをもとに診断します。
梅毒など類似した皮膚症状を認める病気があります。症状や治療経過から他の検査を提案させて頂くことがあります。
治療は?
一般的には、抗ウイルス薬の内服が第一選択となります。内服により症状の軽減と治療期間の短縮が期待できます。
パートナーも同じ症状がある場合は、必ず検査・治療を受け、症状が消失するまで性行為を控えましょう。
プライベートケアクリニック名古屋栄の
受診の流れ
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2. 性器ヘルペスであれば、当日診察で診断して、お薬の処方が可能です。
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