性感染症内科

腟トリコモナス症

トリコモナスって何?

腟トリコモナス症は、世界的に多く報告される性感染症の一つです。

日本国内でも若年層を中心に一定の流行が続いており、20~50%が無症状と言われています。この原虫はごく小さく、自覚症状がなくても人から人へ感染を広げるリスクがあります。

感染経路と特徴にご注意を

  • 主に性行為(腟性交、オーラル・アナルセックス)で感染
  • 女性の多く(約20~50%)が無症状、軽度のかゆみや違和感のみの場合も
  • 他の性感染症(クラミジア・淋菌など)と併発しやすく、同時検査が重要

放置するとこわい!
女性特有の合併症

未治療のまま放置すると、腟炎や尿道炎を引き起こし、おりものの増量、陰部のかゆみ、排尿痛を引き起こします。
また、粘膜の炎症が持続すると、HIVなど他の感染症にかかりやすくなることが報告されています。

気軽にできる検査で、
まずは「見える化」

  • スワブで腟分泌物を採取(自己採取も可能)
  • 顕微鏡検査でトリコモナス原虫を確認
  • 検査当日中に結果判明、当日治療開始もOK

治療はシンプル&安全

経口のメトロニダゾール(フラジール錠250mg)500mgを1日2回、10日間内服。
ほとんどの方が1~2週間程度で治癒します。

再感染を防ぐにはパートナーケアが命

「もらったら治す」「治したらもらわない」を同時に実践。
パートナーの検査・治療をセットで行い、双方陰性確認まで性行為を控えましょう。

コンドーム使用も併用するとさらに予防効果UP。

「もしかして?」セルフチェックリスト

  • 最近、陰部にかゆみや灼熱感を感じた
  • 帯下の量が増えた/色やにおいが変わった

→ 一つでも当てはまれば、早めに検査を受けましょう!

プライベートケアクリニック名古屋栄の
受診の流れ

  • 1. 予約不要/電話での問い合わせOK

  • 2. プライバシーの配慮、匿名診察も可能です。

  • 3. 問診→スワブ検査→当日中に結果説明

  • 4. パートナー対応のアドバイス