性感染症内科

性器クラミジア感染症

クラミジアって何?

性器クラミジア感染症は、世界的にも非常に多く報告されている性感染症の一つです。

日本国内においても、現在も緩やかな増加傾向が続いており、特に若い世代の方々での感染が目立っています。 この感染症は非常に小さな菌によって引き起こされ、多くの場合で自覚症状が見られません。そのため、気づかないうちに感染を広げてしまう可能性があり注意が必要です。

感染経路と特徴にご注意を

感染経路

腟性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスなどにより、のどや直腸の粘膜にも感染が広がることがあります。

自覚症状の乏しさ

特に女性では約90%が無症状とされ、違和感やおりものの変化といった軽微な症状のみで気づきにくい傾向があります。

他の感染症との併発

淋菌感染症と似た症状を伴うことがあり、同時に検査・治療を行うのが一般的です。

放置するとこわい!女性特有の合併症

未治療のまま時が経つと、子宮内膜炎→卵管炎→腹膜炎→肝臓周囲炎へと波及。
帯下が増量だけでなく悪化すると下腹部痛や右上腹部痛を発症します。

また、卵管が癒着・閉塞してしまうと、

  • 卵管不妊(不妊症)
  • 異所性(子宮外)妊娠
  • 卵管水腫

など、将来の妊娠に大きな障害をもたらします。

妊婦さんが感染したまま経腟分娩すると、生まれた赤ちゃんに肺炎や結膜炎を起こすこともあります。

気軽にできる検査で

専用の綿棒(スワブ)で簡単に検体採取(内診台に上がらず自己採取でも可能)。痛みもほぼナシ。

調べるのは「核酸増幅検査(NAAT)」という高感度な方法で、クラミジアを確実にキャッチ。
検査数分後には結果がわかり、当日に治療スタートも可能です。

治療はシンプル&安全

経口の抗菌薬を1回または数日間内服して治療。

ほとんどの方が投薬後1~2週間程度で完治します。
副作用も軽微で、日常生活への影響は少ないのが特徴です。

再感染を防ぐにはパートナーケアが命

クラミジアは「もらったら治す」「治したらもらわない」の両方が大切です。

  • パートナーの検査・治療を必ずセットで行い、お互いが陰性を確認できるまでは性行為を避けましょう。
  • コンドームの併用もおすすめです。

「もしかして?」セルフチェックリスト

  • 最近、性行為時やその後に違和感があった
  • 不意なおりものの増加や色の変化を感じる
  • 性交渉の機会が増えて、相手の検査状況が不明
  • 次の妊娠を考えているけれど、性感染症の検査は受けたことがない

一つでも当てはまったら、早めに検査を

プライベートケアクリニック名古屋栄の
受診の流れ

  • 1. 予約不要、電話での問い合わせも可

  • 2. プライバシー重視で人目を気にせず受診 匿名診療も可

  • 3. 問診→スワブ検査(痛みほぼナシ、自己採取も可)→後日、スマホで結果確認

  • 4. パートナーケアのアドバイスや再検査のフォローも

性器クラミジア感染症は、症状が軽くても放置が大きなリスクにつながります。
「大丈夫かな?」と思ったら、自己判断せず早めの検査・治療を。